オリジナル化粧品を作りたいと考えたとき、最初に気になるのが「何個から注文できるのか」という点ではないでしょうか。
初めて化粧品ブランドを立ち上げる場合、最初から数千個を製造することに不安を感じる方も少なくありません。
化粧品OEMでは、商品や条件によって、100個程度から相談できるケースがあります。ただし、一般的なスキンケア化粧品では500~1,000個程度、メイク用品では1,000~3,000個程度が一つの目安です。
実際の最低発注数量は、中身の処方だけでなく、製造設備、容器、印刷、化粧箱などの条件によって変わります。
本記事では、化粧品OEMにおける小ロットとMOQの意味、商品別の最小ロットの目安、少量生産で単価が上がる理由、初期費用を抑える方法について解説します。
1. 化粧品OEMの小ロット・MOQとは
化粧品OEMで使われる「ロット」とは、1回の製造工程でまとめて生産・管理する数量を指します。
ロットには、中身を一度に仕込む量だけでなく、容器への充填、包装、検品までを含めて考える場合があります。
①MOQは最低発注数量を意味する
MOQとは、「Minimum Order Quantity」の略で、日本語では最低発注数量と訳されます。 OEM会社や工場が設定する「最低でもこの数量から注文を受けられる」という条件です。
例えば、MOQが500個であれば、原則として500個以上の注文が必要になります。
小ロットOEMとは、一般的な生産数量よりも少ないMOQで化粧品を製造する方法です。 ただし、小ロットに明確な共通基準があるわけではありません。
100個を小ロットとする工場もあれば、通常ロットが1万個以上の工場では、3,000個を小ロットと呼ぶ場合もあります。
②MOQは商品全体で一つとは限らない
化粧品OEMでは、中身、容器、ラベル、化粧箱など、それぞれに異なるMOQが設定されることがあります。
例えば、中身は500個分から製造できても、希望する容器は1,000本から、容器への直接印刷は3,000本からというケースがあります。
この場合、完成品を500個だけ製造できたとしても、残った容器や資材を購入・保管しなければならない可能性があります。
確認すべきMOQの内訳
そのため、「化粧品を何個から作れるか」を確認する際は、次の数量を分けて確認することが大切です。 ・中身の最低仕込み量 ・充填できる最低数量
・容器の最低発注数量 ・ラベルや印刷の最低発注数量 ・化粧箱の最低発注数量
・完成品として納品される数量 完成品のMOQだけでなく、資材ごとの発注条件まで確認する必要があります。
2. 化粧品OEMは何個から作れる?
化粧品OEMでは、条件が合えば100個程度から相談できる場合があります。
一方で、オリジナル処方や独自容器を使用する一般的なOEMでは、500~3,000個程度からの製造になることも少なくありません。
①10個・50個・100個などの少量対応
近年は、既存処方や工場が保有する標準容器を活用し、10個、50個、100個などの少量から対応する事業者もあります。
ただし、選べる処方や容器、デザインの自由度が限られる可能性があります。
②小ロット対応を左右する主な条件
小ロットで作れるかどうかは、主に次の条件によって決まります。 ・商品の種類 ・中身の最低仕込み量
・オリジナル処方か既存処方か ・容器の種類
・容器への印刷方法 ・化粧箱の有無 ・国内製造か海外製造か
・工場が保有する設備 ・希望する納期
③個数・予算・仕様を合わせて調整する
そのため、「小ロットなら何個でも作れる」というわけではありません。
個数を先に決めるより、予算、商品仕様、販売計画をOEM会社に伝え、実現できる条件を調整することが重要です。
3. 商品別の最小ロットの目安
化粧品OEMの最小ロットは、商品カテゴリーによって異なります。
以下は一般的な目安であり、すべてのOEM会社や工場に当てはまるものではありません。処方、内容量、容器、製造国などによって数量は変動します。
①化粧水・美容液・乳液・クリーム/②洗顔料・クレンジング
①化粧水・美容液・乳液・クリーム 化粧水、美容液、乳液、クリームなどのスキンケア化粧品は、500~1,000個程度から対応する工場が多い傾向です。
工場が保有する既存処方と標準容器を利用する場合は、100~300個程度から相談できるケースもあります。
一方、独自成分を配合したオリジナル処方や、特殊な充填設備が必要な容器を採用する場合は、1,000~3,000個程度になる可能性があります。
美容液は、スポイト容器やエアレス容器などを採用することが多く、容器の調達条件がMOQに影響しやすい商品です。
一般的な化粧水、美容液、乳液、クリームなどでは、500個前後が最小ロットの一つの目安とされています。
②洗顔料・クレンジング 洗顔フォーム、ジェル洗顔、クレンジングオイル、クレンジングバームなどは、500~1,000個程度が一つの目安です。 チューブ容器は、容器への印刷や着色を行うと資材のMOQが大きくなりやすい傾向があります。
小ロットで始める場合は、既製の白色チューブや透明容器にラベルを貼る方法が選択肢になります。 固形石けんは、製法や形状によっては100個程度から対応できるケースもあります。一方、オリジナルの型を作る場合は、型代などの初期費用が発生します。
③リップ・口紅/④ファンデーション・アイシャドウなどのメイク用品
③リップ・口紅 リップクリーム、リップグロス、口紅などは、500~3,000個程度が一つの目安です。
無色または単色のリップクリームは、比較的小ロットで対応できる可能性があります。 一方、口紅や色付きリップは、色ごとに中身を仕込み、色調を調整する必要があります。
例えば、3色を各1,000個作る場合、合計数量は3,000個になります。
色の種類を増やすほど、試作費、色調整費、資材費、在庫数も増えるため、初回は色数を絞る方法が考えられます。
メイクアップ製品は、色ごとの調色や設備上の条件から、スキンケア製品よりMOQが高くなり、1,000~3,000個程度が一つの目安とされています。 ④ファンデーション・アイシャドウなどのメイク用品
ファンデーション、化粧下地、アイシャドウ、チークなどは、1色あたり1,000~3,000個程度になる場合があります。
メイク用品は、色の調整やプレス加工、専用容器への充填などが必要になるため、スキンケア化粧品より小ロット製造が難しい傾向です。
コンパクト容器をオリジナルで作る場合は、容器の金型代や大きな資材ロットが必要になる可能性もあります。
初期費用を抑えたい場合は、工場が保有する既存色、既存処方、共通容器を活用する方法があります。
⑤シャンプー・トリートメント
シャンプー、コンディショナー、トリートメントなどのヘアケア商品は、1,000個程度からが一つの目安です。 内容量が多いため、少ない本数でも中身の総重量が大きくなります。
例えば、300mLの商品を1,000本作る場合、単純計算で約300Lの中身が必要です。 工場の最低仕込み量や充填設備に合わない場合は、希望する数量よりMOQが大きくなることがあります。
シャンプーやトリートメントは1,000本程度、シートマスクは包装形態などの影響から3,000枚程度が目安となるケースがあります。
⑥商品別の目安一覧
商品カテゴリー 最小ロットの目安 固形石けん 100~500個程度 化粧水 300~1,000個程度 美容液 300~1,000個程度 乳液・クリーム 500~1,000個程度 洗顔料・クレンジング 500~1,000個程度
リップクリーム 500~1,000個程度 口紅・色付きリップ 1色あたり1,000~3,000個程度 ファンデーション・アイシャドウ 1色あたり1,000~3,000個程度 シャンプー・トリートメント 1,000個程度から シートマスク 3,000枚程度から 上記は、OEM会社へ相談する際の目安です。
100個以下で作れる商品もありますが、既存処方の使用や容器の選択制限など、一定の条件が設定される場合があります。
4. 小ロットになると1個あたりの単価が上がる理由
小ロット製造では、製造する個数が少ないため総額を抑えられる可能性があります。 しかし、1個あたりの製造単価は、大ロットより高くなる傾向があります。
その理由は、化粧品製造で発生する費用の多くが、製造個数に比例しないためです。
①製造前の準備費用が個数にかかわらず発生する
化粧品を製造する際は、少量であっても次の作業が必要です。
・原料の計量 ・製造設備の準備
・製造ラインの調整
・充填機の設定
・製造前後の洗浄 ・品質検査
・製造記録の作成
・検品や出荷作業
100個を製造する場合でも、1,000個を製造する場合でも、設備の洗浄やライン調整などの作業は発生します。
これらの固定費を少ない個数で分担するため、小ロットでは1個あたりの負担が大きくなります。
②試作・処方開発の費用は個数で変わらない
オリジナル処方を開発する場合は、サンプル作成、原料選定、使用感の調整、安定性確認などが必要です。 これらの開発費用は、完成品を何個製造するかにかかわらず発生します。
例えば、試作や開発に30万円かかった場合、300個に分ければ1個あたり1,000円、3,000個に分ければ1個あたり100円の負担になります。
小ロットでは、中身そのものの価格よりも、開発費や固定費が単価に大きく影響する場合があります。
③容器や資材を少量で購入すると割高になる
容器、ポンプ、キャップ、ラベル、化粧箱などは、発注数量が多いほど単価が下がる傾向があります。
少量で購入する場合は、容器の選択肢が限られたり、1個あたりの価格が高くなったりします。
また、容器に直接印刷する場合は、印刷代に加えて、版を作るための製版代が発生することがあります。
容器や資材は商品原価の中で大きな割合を占める場合があり、小ロットでは特に仕様選びが費用へ影響します。
④工場の製造効率が下がる
小ロットの商品を頻繁に製造すると、そのたびに製造ラインを停止し、洗浄や設備変更を行う必要があります。
小ロットは総額と在庫リスクを抑えやすい
一つの商品を長時間連続して製造する場合と比べ、工場の生産効率が下がります。
そのため、少量生産には小ロット対応費用やライン使用料などが設定される場合があります。
小ロットは総額と在庫リスクを抑えやすい一方、1個あたりの単価を下げる方法ではない点に注意が必要です。
5. 小ロット化粧品OEMのメリット
小ロットOEMは、単に少ない個数を作れるだけではありません。 新規ブランドの立ち上げや、市場の反応を確認したい場合に適した方法です。
①初回の在庫リスクを抑えられる
初めて販売する商品は、どの程度売れるかを正確に予測することが難しいものです。 大量に製造すると、想定より売れなかった場合に在庫を抱える可能性があります。
化粧品には品質を維持できる期間があり、長期間保管すると容器や中身が劣化するリスクもあります。
小ロットであれば、初回の在庫数を抑えながら販売を始められます。
②テスト販売がしやすい
小ロットで商品を作り、自社EC、サロン、ポップアップなどでテスト販売する方法があります。
実際に販売することで、次のような情報を確認できます。
・購入者の年齢や属性
・売れやすい価格帯
・パッケージへの反応
・香りや使用感の評価
・リピート率
・口コミの内容
・広告の反応
初回の商品を完成形と考えず、購入者の声をもとに改良し、次回生産へ反映できます。 Beauty Creatorsでも、小ロット生産とテストマーケティングを組み合わせ、市場の反応を見ながら展開を広げる方法を提案しています。
③ブランドを立ち上げるハードルを下げられる
小ロットOEMを利用すれば、大規模な販売網を持たない個人事業主、サロン、クリニック、スタートアップなどもオリジナル化粧品を検討しやすくなります。
小ロットOEMが向いている事業者
既存の顧客がいるサロンやクリニックであれば、店販商品として少量から始め、売れ行きを見ながら増産する方法もあります。
ただし、商品製造以外に、デザイン、広告、ECサイト、物流などの費用もかかるため、事業全体の予算を確認することが大切です。
6. 小ロット化粧品OEMの注意点
小ロットには在庫リスクを抑えやすいメリットがある一方、商品仕様や利益率に制約が生じる場合があります。
①「小ロットだから安い」とは限らない
製造個数を減らせば、支払う製造費の総額は抑えられる可能性があります。 しかし、開発費、試験費、製版代などの固定費は残るため、予想より総額が高くなることがあります。
また、1個あたりの原価が高くなることで、希望する販売価格では利益が残らない可能性があります。 見積もりを確認する際は、初期費用の総額だけでなく、1個あたりの原価と想定利益も計算します。
②選べる処方や原料が限られる場合がある
100個などの少量で製造する場合は、OEM会社が保有する既存処方を使用することが条件になる場合があります。
独自原料の配合や、使用感の細かな調整が難しい可能性もあります。
オリジナル性を高めるほど、試作回数や最低仕込み量が増え、MOQや費用も上がりやすくなります。
③容器やパッケージの自由度が下がる
小ロットでは、選べる容器の形状、色、容量が限られる場合があります。
オリジナル形状の容器を一から作る場合は、金型代と数千~数万個単位の発注が必要になる可能性があります。
共通容器を使う場合でも、容器への直接印刷は一定以上の数量が必要になることがあります。
④増産に時間がかかる可能性がある
テスト販売で予想以上に商品が売れた場合、次の商品が完成するまで欠品する可能性があります。
原料や容器の調達、製造ラインの予約、品質確認などが必要なため、発注後すぐに納品されるとは限りません。
初回発注時に、増産時のMOQやリードタイムも確認しておくことが重要です。
7. 初期費用を抑えて小ロットで始めるコツ/OEM会社へ見積もりを依頼する前の確認事項
小ロットOEMの初期費用を抑えるには、製造個数を減らすだけでなく、処方、容器、印刷、商品の種類を調整します。
①工場が保有する既存処方を活用する
OEM会社が保有する既存処方を利用すると、ゼロから処方を開発する場合と比べて、試作費や開発期間を抑えられる可能性があります。
既存処方であっても、香りや一部の成分を変更できる場合があります。
ただし、変更内容が増えると安定性確認や再試作が必要になり、費用が上がる可能性があります。
初回商品では既存処方を活用し、売上や顧客の反応を確認してから、オリジナル処方へ切り替える方法も考えられます。
②共通ボトル・既製容器を使用する
工場や容器会社が在庫している共通ボトルを使用すると、容器を一から製造する必要がありません。
白、黒、透明などの標準色は、オリジナルカラーの容器より少量で調達しやすい傾向があります。
ボトルの形を完全にオリジナルにするのではなく、ラベル、外箱、キャップの組み合わせでブランドらしさを表現する方法があります。
小ロットでは、容器の形状よりも、ラベルやデザインで差別化する方が費用を調整しやすくなります。
③容器への直接印刷を避けてシール対応にする
容器へロゴや商品名を直接印刷する場合は、印刷のMOQや製版代が必要になります。
小ロットでは、無地の既製容器にラベルシールを貼る方法が適しています。 シールであれば、直接印刷より少ない数量から作れる場合があります。
また、成分や表示内容を変更する際も、容器そのものを作り直さず、ラベルのデータを修正して対応しやすくなります。
ただし、水に濡れる商品では、耐水性や耐久性のあるラベル素材を選ぶ必要があります。
④化粧箱を付けない仕様を検討する
化粧箱は、商品を保護し、ブランドの世界観を伝える役割があります。
一方、箱の印刷、製版、組み立てなどの費用がかかり、箱自体のMOQが完成品より大きくなる場合があります。
商品や販路によっては、化粧箱を付けず、容器に必要な表示を記載する方法も考えられます。
ただし、容器の面積が小さく、法定表示を記載できない場合などは箱や添付文書が必要になる可能性があります。
見た目だけで箱の有無を決めず、表示内容や輸送時の破損リスクも確認します。
⑤容量や商品の種類を絞る
同じ美容液でも、30mLと100mLでは必要な中身の量が異なります。
工場の最低仕込み量が決まっている場合、容量を小さくすることで製造できる本数が増えることもあります。
また、初回から化粧水、美容液、乳液、クリームをまとめて作ると、それぞれに開発費や資材費が発生します。
最初はブランドを代表する1商品に絞り、売上を確認してからシリーズを増やす方法があります。
⑥色や香りの種類を増やしすぎない
リップやアイシャドウなどの色物は、色ごとにMOQが設定されることがあります。
香り違いの商品も、香りごとに中身を仕込む場合は、別商品としてロットを満たす必要があります。
初回は人気が見込まれる1~2種類に絞ることで、製造費と在庫数を抑えやすくなります。
OEM会社へ見積もりを依頼する前の確認事項
化粧品OEMの見積もりは、商品仕様が明確であるほど具体的になります。
「美容液を小ロットで作りたい」と伝えるだけでは、正確な費用やMOQを算出できないことがあります。
見積もりを依頼する前に、次の内容を整理しておくと相談が進みやすくなります。
①作りたい商品の概要 ・商品の種類 ・ターゲット
・解決したい悩み ・使用したい成分 ・希望する使用感 ・香りや色 ・内容量 ・販売予定価格
すべてが決まっていなくても、優先したい条件を整理しておくことが大切です。
②希望する製造数量と予算
希望数量だけでなく、商品開発に使える総予算を伝えます。 例えば、300個を希望していても、希望する処方や容器では500個の方が1個あたりの原価を下げられる場合があります。 OEM会社に予算を伝えることで、既存処方、容器、パッケージなどを含めた代替案を提案してもらいやすくなります。
見積もりで確認する項目
- 販売方法と販売予定数
自社EC、ECモール、サロン、店舗卸など、予定する販路も伝えます。 販路によって必要な利益率やパッケージ仕様が異なります。 例えば、卸販売を予定している場合は、自社ECだけで販売する場合より、製造原価を抑えなければ利益が残りにくい可能性があります。
- 完成品のMOQ ・中身と資材それぞれのMOQ ・試作費 ・処方開発費 ・容器
- ラベルや印刷代 ・化粧箱代 ・製版代や型代 ・品質試験費 ・デザイン費 ・輸送
- 輸入費用 ・保管費 ・増産時のMOQと単価
- 余った容器や資材の扱い
見積額だけでなく、含まれている作業と含まれていない費用を確認します。
8. Beauty Creatorsの小ロットOEMサポート/まとめ
Beauty Creatorsでは、韓国や中国をはじめとする国内外の工場ネットワークを活用し、商品の種類、予算、デザイン、希望ロットに合ったOEM先を提案しています。
小ロット対応の可否は、商品のカテゴリーや仕様によって異なります。
Beauty Creatorsでは、単に「何個から作れるか」だけでなく、次のような条件を比較しながら商品企画を進めます。
- 希望する商品カテゴリー ・処方のオリジナル性
- 初回の製造予算
- 容器やパッケージの仕様
- 販売予定価格 ・想定する販路
- 初回販売後の増産計画
自社製造ラインを含む韓国の工場ネットワークなどを活用し、小ロット条件、商品カテゴリー、デザイン性、コストのバランスを比較した提案を行っています。
①商品仕様が決まっていない段階から相談できる
「美容液を作りたいが、成分や容器は決まっていない」「予算内で何個作れるのか知りたい」という段階でも相談できます。
ターゲットや販売価格を整理し、必要な商品仕様を検討します。
作りたいものをそのまま形にするだけでなく、販売方法や原価を踏まえながら、実現可能な条件へ調整することが大切です。
②国内外の工場から条件に合う選択肢を探せる
工場によって、得意な商品、製造設備、MOQ、費用が異なります。
国内工場では難しいロットや仕様でも、韓国や中国などの海外工場を含めて探すことで、対応できる可能性があります。
一方、海外製造では、輸送、通関、日本語表示、品質確認なども必要です。
Beauty Creatorsでは、国内外の条件を比較しながら、商品の目的に合った製造方法を検討します。
③製造後の販売まで見据えてサポートできる
小ロットで商品を作っても、販売方法が決まっていなければ在庫が残る可能性があります。
Beauty Creatorsでは、商品開発だけでなく、マーケティングや販路についても相談できます。
初回は小ロットで市場の反応を確認し、販売実績に合わせて増産するなど、ブランドの成長段階を踏まえた進め方を検討します。
製造数量だけを決めるのではなく、商品企画、原価、販売方法、増産までを含めた伴走型のサポートを行っています。
「予算内で何個作れるか知りたい」「100個や500個から相談できる工場を探したい」という場合は、まずは希望する商品と予算を整理して見積もりを相談することが第一歩です。
まとめ
化粧品OEMのMOQとは、OEM会社や工場が設定する最低発注数量です。
化粧品OEMでは、条件によって100個程度から作れる場合がありますが、一般的な目安は次のとおりです。
- スキンケア化粧品は300~1,000個程度 ・洗顔料やクレンジングは500~1,000個程度
- リップは500~3,000個程度 ・メイク用品は1色あたり1,000~3,000個程度 ・ヘアケア商品は1,000個程度から
実際の数量は、中身の最低仕込み量、容器、印刷、化粧箱、製造設備などによって変わります。
また、小ロットは製造総額や在庫リスクを抑えやすい一方、1個あたりの単価は高くなる傾向があります。 初期費用を抑える主な方法は次のとおりです。
- 既存処方を活用する ・共通ボトルや既製容器を選ぶ ・容器への直接印刷を避けてシールにする
- 化粧箱を付けない仕様を検討する ・初回の商品数や色数を絞る ・販売後の増産を前提に計画する
Beauty Creatorsでは、国内外の工場ネットワークから、希望する商品、予算、ロット、パッケージに合った製造方法を提案しています。
具体的な商品仕様が決まっていない場合も、ターゲットや販売価格を整理する段階から相談していただけます。
化粧品OEMを小ロットで始めたい方は、希望する個数だけで判断せず、予算、原価、販売計画を含めて、まずは見積もりをご相談ください。
オリジナル化粧品を作りたいと考えたとき、最初に気になるのが「何個から注文できるのか」という点ではないでしょうか。
初めて化粧品ブランドを立ち上げる場合、最初から数千個を製造することに不安を感じる方も少なくありません。
化粧品OEMでは、商品や条件によって、100個程度から相談できるケースがあります。ただし、一般的なスキンケア化粧品では500~1,000個程度、メイク用品では1,000~3,000個程度が一つの目安です。
実際の最低発注数量は、中身の処方だけでなく、製造設備、容器、印刷、化粧箱などの条件によって変わります。
本記事では、化粧品OEMにおける小ロットとMOQの意味、商品別の最小ロットの目安、少量生産で単価が上がる理由、初期費用を抑える方法について解説します。
1. 化粧品OEMの小ロット・MOQとは
化粧品OEMで使われる「ロット」とは、1回の製造工程でまとめて生産・管理する数量を指します。
ロットには、中身を一度に仕込む量だけでなく、容器への充填、包装、検品までを含めて考える場合があります。
①MOQは最低発注数量を意味する
MOQとは、「Minimum Order Quantity」の略で、日本語では最低発注数量と訳されます。 OEM会社や工場が設定する「最低でもこの数量から注文を受けられる」という条件です。
例えば、MOQが500個であれば、原則として500個以上の注文が必要になります。
小ロットOEMとは、一般的な生産数量よりも少ないMOQで化粧品を製造する方法です。 ただし、小ロットに明確な共通基準があるわけではありません。
100個を小ロットとする工場もあれば、通常ロットが1万個以上の工場では、3,000個を小ロットと呼ぶ場合もあります。
②MOQは商品全体で一つとは限らない
化粧品OEMでは、中身、容器、ラベル、化粧箱など、それぞれに異なるMOQが設定されることがあります。
例えば、中身は500個分から製造できても、希望する容器は1,000本から、容器への直接印刷は3,000本からというケースがあります。
この場合、完成品を500個だけ製造できたとしても、残った容器や資材を購入・保管しなければならない可能性があります。
確認すべきMOQの内訳
そのため、「化粧品を何個から作れるか」を確認する際は、次の数量を分けて確認することが大切です。 ・中身の最低仕込み量 ・充填できる最低数量
・容器の最低発注数量 ・ラベルや印刷の最低発注数量 ・化粧箱の最低発注数量
・完成品として納品される数量 完成品のMOQだけでなく、資材ごとの発注条件まで確認する必要があります。
2. 化粧品OEMは何個から作れる?
化粧品OEMでは、条件が合えば100個程度から相談できる場合があります。
一方で、オリジナル処方や独自容器を使用する一般的なOEMでは、500~3,000個程度からの製造になることも少なくありません。
①10個・50個・100個などの少量対応
近年は、既存処方や工場が保有する標準容器を活用し、10個、50個、100個などの少量から対応する事業者もあります。
ただし、選べる処方や容器、デザインの自由度が限られる可能性があります。
②小ロット対応を左右する主な条件
小ロットで作れるかどうかは、主に次の条件によって決まります。 ・商品の種類 ・中身の最低仕込み量
・オリジナル処方か既存処方か ・容器の種類
・容器への印刷方法 ・化粧箱の有無 ・国内製造か海外製造か
・工場が保有する設備 ・希望する納期
③個数・予算・仕様を合わせて調整する
そのため、「小ロットなら何個でも作れる」というわけではありません。
個数を先に決めるより、予算、商品仕様、販売計画をOEM会社に伝え、実現できる条件を調整することが重要です。
3. 商品別の最小ロットの目安
化粧品OEMの最小ロットは、商品カテゴリーによって異なります。
以下は一般的な目安であり、すべてのOEM会社や工場に当てはまるものではありません。処方、内容量、容器、製造国などによって数量は変動します。
①化粧水・美容液・乳液・クリーム/②洗顔料・クレンジング
①化粧水・美容液・乳液・クリーム 化粧水、美容液、乳液、クリームなどのスキンケア化粧品は、500~1,000個程度から対応する工場が多い傾向です。
工場が保有する既存処方と標準容器を利用する場合は、100~300個程度から相談できるケースもあります。
一方、独自成分を配合したオリジナル処方や、特殊な充填設備が必要な容器を採用する場合は、1,000~3,000個程度になる可能性があります。
美容液は、スポイト容器やエアレス容器などを採用することが多く、容器の調達条件がMOQに影響しやすい商品です。
一般的な化粧水、美容液、乳液、クリームなどでは、500個前後が最小ロットの一つの目安とされています。
②洗顔料・クレンジング 洗顔フォーム、ジェル洗顔、クレンジングオイル、クレンジングバームなどは、500~1,000個程度が一つの目安です。 チューブ容器は、容器への印刷や着色を行うと資材のMOQが大きくなりやすい傾向があります。
小ロットで始める場合は、既製の白色チューブや透明容器にラベルを貼る方法が選択肢になります。 固形石けんは、製法や形状によっては100個程度から対応できるケースもあります。一方、オリジナルの型を作る場合は、型代などの初期費用が発生します。
③リップ・口紅/④ファンデーション・アイシャドウなどのメイク用品
③リップ・口紅 リップクリーム、リップグロス、口紅などは、500~3,000個程度が一つの目安です。
無色または単色のリップクリームは、比較的小ロットで対応できる可能性があります。 一方、口紅や色付きリップは、色ごとに中身を仕込み、色調を調整する必要があります。
例えば、3色を各1,000個作る場合、合計数量は3,000個になります。
色の種類を増やすほど、試作費、色調整費、資材費、在庫数も増えるため、初回は色数を絞る方法が考えられます。
メイクアップ製品は、色ごとの調色や設備上の条件から、スキンケア製品よりMOQが高くなり、1,000~3,000個程度が一つの目安とされています。 ④ファンデーション・アイシャドウなどのメイク用品
ファンデーション、化粧下地、アイシャドウ、チークなどは、1色あたり1,000~3,000個程度になる場合があります。
メイク用品は、色の調整やプレス加工、専用容器への充填などが必要になるため、スキンケア化粧品より小ロット製造が難しい傾向です。
コンパクト容器をオリジナルで作る場合は、容器の金型代や大きな資材ロットが必要になる可能性もあります。
初期費用を抑えたい場合は、工場が保有する既存色、既存処方、共通容器を活用する方法があります。
⑤シャンプー・トリートメント
シャンプー、コンディショナー、トリートメントなどのヘアケア商品は、1,000個程度からが一つの目安です。 内容量が多いため、少ない本数でも中身の総重量が大きくなります。
例えば、300mLの商品を1,000本作る場合、単純計算で約300Lの中身が必要です。 工場の最低仕込み量や充填設備に合わない場合は、希望する数量よりMOQが大きくなることがあります。
シャンプーやトリートメントは1,000本程度、シートマスクは包装形態などの影響から3,000枚程度が目安となるケースがあります。
⑥商品別の目安一覧
商品カテゴリー 最小ロットの目安 固形石けん 100~500個程度 化粧水 300~1,000個程度 美容液 300~1,000個程度 乳液・クリーム 500~1,000個程度 洗顔料・クレンジング 500~1,000個程度
リップクリーム 500~1,000個程度 口紅・色付きリップ 1色あたり1,000~3,000個程度 ファンデーション・アイシャドウ 1色あたり1,000~3,000個程度 シャンプー・トリートメント 1,000個程度から シートマスク 3,000枚程度から 上記は、OEM会社へ相談する際の目安です。
100個以下で作れる商品もありますが、既存処方の使用や容器の選択制限など、一定の条件が設定される場合があります。
4. 小ロットになると1個あたりの単価が上がる理由
小ロット製造では、製造する個数が少ないため総額を抑えられる可能性があります。 しかし、1個あたりの製造単価は、大ロットより高くなる傾向があります。
その理由は、化粧品製造で発生する費用の多くが、製造個数に比例しないためです。
①製造前の準備費用が個数にかかわらず発生する
化粧品を製造する際は、少量であっても次の作業が必要です。
・原料の計量 ・製造設備の準備
・製造ラインの調整
・充填機の設定
・製造前後の洗浄 ・品質検査
・製造記録の作成
・検品や出荷作業
100個を製造する場合でも、1,000個を製造する場合でも、設備の洗浄やライン調整などの作業は発生します。
これらの固定費を少ない個数で分担するため、小ロットでは1個あたりの負担が大きくなります。
②試作・処方開発の費用は個数で変わらない
オリジナル処方を開発する場合は、サンプル作成、原料選定、使用感の調整、安定性確認などが必要です。 これらの開発費用は、完成品を何個製造するかにかかわらず発生します。
例えば、試作や開発に30万円かかった場合、300個に分ければ1個あたり1,000円、3,000個に分ければ1個あたり100円の負担になります。
小ロットでは、中身そのものの価格よりも、開発費や固定費が単価に大きく影響する場合があります。
③容器や資材を少量で購入すると割高になる
容器、ポンプ、キャップ、ラベル、化粧箱などは、発注数量が多いほど単価が下がる傾向があります。
少量で購入する場合は、容器の選択肢が限られたり、1個あたりの価格が高くなったりします。
また、容器に直接印刷する場合は、印刷代に加えて、版を作るための製版代が発生することがあります。
容器や資材は商品原価の中で大きな割合を占める場合があり、小ロットでは特に仕様選びが費用へ影響します。
④工場の製造効率が下がる
小ロットの商品を頻繁に製造すると、そのたびに製造ラインを停止し、洗浄や設備変更を行う必要があります。
小ロットは総額と在庫リスクを抑えやすい
一つの商品を長時間連続して製造する場合と比べ、工場の生産効率が下がります。
そのため、少量生産には小ロット対応費用やライン使用料などが設定される場合があります。
小ロットは総額と在庫リスクを抑えやすい一方、1個あたりの単価を下げる方法ではない点に注意が必要です。
5. 小ロット化粧品OEMのメリット
小ロットOEMは、単に少ない個数を作れるだけではありません。 新規ブランドの立ち上げや、市場の反応を確認したい場合に適した方法です。
①初回の在庫リスクを抑えられる
初めて販売する商品は、どの程度売れるかを正確に予測することが難しいものです。 大量に製造すると、想定より売れなかった場合に在庫を抱える可能性があります。
化粧品には品質を維持できる期間があり、長期間保管すると容器や中身が劣化するリスクもあります。
小ロットであれば、初回の在庫数を抑えながら販売を始められます。
②テスト販売がしやすい
小ロットで商品を作り、自社EC、サロン、ポップアップなどでテスト販売する方法があります。
実際に販売することで、次のような情報を確認できます。
・購入者の年齢や属性
・売れやすい価格帯
・パッケージへの反応
・香りや使用感の評価
・リピート率
・口コミの内容
・広告の反応
初回の商品を完成形と考えず、購入者の声をもとに改良し、次回生産へ反映できます。 Beauty Creatorsでも、小ロット生産とテストマーケティングを組み合わせ、市場の反応を見ながら展開を広げる方法を提案しています。
③ブランドを立ち上げるハードルを下げられる
小ロットOEMを利用すれば、大規模な販売網を持たない個人事業主、サロン、クリニック、スタートアップなどもオリジナル化粧品を検討しやすくなります。
小ロットOEMが向いている事業者
既存の顧客がいるサロンやクリニックであれば、店販商品として少量から始め、売れ行きを見ながら増産する方法もあります。
ただし、商品製造以外に、デザイン、広告、ECサイト、物流などの費用もかかるため、事業全体の予算を確認することが大切です。
6. 小ロット化粧品OEMの注意点
小ロットには在庫リスクを抑えやすいメリットがある一方、商品仕様や利益率に制約が生じる場合があります。
①「小ロットだから安い」とは限らない
製造個数を減らせば、支払う製造費の総額は抑えられる可能性があります。 しかし、開発費、試験費、製版代などの固定費は残るため、予想より総額が高くなることがあります。
また、1個あたりの原価が高くなることで、希望する販売価格では利益が残らない可能性があります。 見積もりを確認する際は、初期費用の総額だけでなく、1個あたりの原価と想定利益も計算します。
②選べる処方や原料が限られる場合がある
100個などの少量で製造する場合は、OEM会社が保有する既存処方を使用することが条件になる場合があります。
独自原料の配合や、使用感の細かな調整が難しい可能性もあります。
オリジナル性を高めるほど、試作回数や最低仕込み量が増え、MOQや費用も上がりやすくなります。
③容器やパッケージの自由度が下がる
小ロットでは、選べる容器の形状、色、容量が限られる場合があります。
オリジナル形状の容器を一から作る場合は、金型代と数千~数万個単位の発注が必要になる可能性があります。
共通容器を使う場合でも、容器への直接印刷は一定以上の数量が必要になることがあります。
④増産に時間がかかる可能性がある
テスト販売で予想以上に商品が売れた場合、次の商品が完成するまで欠品する可能性があります。
原料や容器の調達、製造ラインの予約、品質確認などが必要なため、発注後すぐに納品されるとは限りません。
初回発注時に、増産時のMOQやリードタイムも確認しておくことが重要です。
7. 初期費用を抑えて小ロットで始めるコツ/OEM会社へ見積もりを依頼する前の確認事項
小ロットOEMの初期費用を抑えるには、製造個数を減らすだけでなく、処方、容器、印刷、商品の種類を調整します。
①工場が保有する既存処方を活用する
OEM会社が保有する既存処方を利用すると、ゼロから処方を開発する場合と比べて、試作費や開発期間を抑えられる可能性があります。
既存処方であっても、香りや一部の成分を変更できる場合があります。
ただし、変更内容が増えると安定性確認や再試作が必要になり、費用が上がる可能性があります。
初回商品では既存処方を活用し、売上や顧客の反応を確認してから、オリジナル処方へ切り替える方法も考えられます。
②共通ボトル・既製容器を使用する
工場や容器会社が在庫している共通ボトルを使用すると、容器を一から製造する必要がありません。
白、黒、透明などの標準色は、オリジナルカラーの容器より少量で調達しやすい傾向があります。
ボトルの形を完全にオリジナルにするのではなく、ラベル、外箱、キャップの組み合わせでブランドらしさを表現する方法があります。
小ロットでは、容器の形状よりも、ラベルやデザインで差別化する方が費用を調整しやすくなります。
③容器への直接印刷を避けてシール対応にする
容器へロゴや商品名を直接印刷する場合は、印刷のMOQや製版代が必要になります。
小ロットでは、無地の既製容器にラベルシールを貼る方法が適しています。 シールであれば、直接印刷より少ない数量から作れる場合があります。
また、成分や表示内容を変更する際も、容器そのものを作り直さず、ラベルのデータを修正して対応しやすくなります。
ただし、水に濡れる商品では、耐水性や耐久性のあるラベル素材を選ぶ必要があります。
④化粧箱を付けない仕様を検討する
化粧箱は、商品を保護し、ブランドの世界観を伝える役割があります。
一方、箱の印刷、製版、組み立てなどの費用がかかり、箱自体のMOQが完成品より大きくなる場合があります。
商品や販路によっては、化粧箱を付けず、容器に必要な表示を記載する方法も考えられます。
ただし、容器の面積が小さく、法定表示を記載できない場合などは箱や添付文書が必要になる可能性があります。
見た目だけで箱の有無を決めず、表示内容や輸送時の破損リスクも確認します。
⑤容量や商品の種類を絞る
同じ美容液でも、30mLと100mLでは必要な中身の量が異なります。
工場の最低仕込み量が決まっている場合、容量を小さくすることで製造できる本数が増えることもあります。
また、初回から化粧水、美容液、乳液、クリームをまとめて作ると、それぞれに開発費や資材費が発生します。
最初はブランドを代表する1商品に絞り、売上を確認してからシリーズを増やす方法があります。
⑥色や香りの種類を増やしすぎない
リップやアイシャドウなどの色物は、色ごとにMOQが設定されることがあります。
香り違いの商品も、香りごとに中身を仕込む場合は、別商品としてロットを満たす必要があります。
初回は人気が見込まれる1~2種類に絞ることで、製造費と在庫数を抑えやすくなります。
OEM会社へ見積もりを依頼する前の確認事項
化粧品OEMの見積もりは、商品仕様が明確であるほど具体的になります。
「美容液を小ロットで作りたい」と伝えるだけでは、正確な費用やMOQを算出できないことがあります。
見積もりを依頼する前に、次の内容を整理しておくと相談が進みやすくなります。
①作りたい商品の概要 ・商品の種類 ・ターゲット
・解決したい悩み ・使用したい成分 ・希望する使用感 ・香りや色 ・内容量 ・販売予定価格
すべてが決まっていなくても、優先したい条件を整理しておくことが大切です。
②希望する製造数量と予算
希望数量だけでなく、商品開発に使える総予算を伝えます。 例えば、300個を希望していても、希望する処方や容器では500個の方が1個あたりの原価を下げられる場合があります。 OEM会社に予算を伝えることで、既存処方、容器、パッケージなどを含めた代替案を提案してもらいやすくなります。
見積もりで確認する項目
- 販売方法と販売予定数
自社EC、ECモール、サロン、店舗卸など、予定する販路も伝えます。 販路によって必要な利益率やパッケージ仕様が異なります。 例えば、卸販売を予定している場合は、自社ECだけで販売する場合より、製造原価を抑えなければ利益が残りにくい可能性があります。
- 完成品のMOQ ・中身と資材それぞれのMOQ ・試作費 ・処方開発費 ・容器
- ラベルや印刷代 ・化粧箱代 ・製版代や型代 ・品質試験費 ・デザイン費 ・輸送
- 輸入費用 ・保管費 ・増産時のMOQと単価
- 余った容器や資材の扱い
見積額だけでなく、含まれている作業と含まれていない費用を確認します。
8. Beauty Creatorsの小ロットOEMサポート/まとめ
Beauty Creatorsでは、韓国や中国をはじめとする国内外の工場ネットワークを活用し、商品の種類、予算、デザイン、希望ロットに合ったOEM先を提案しています。
小ロット対応の可否は、商品のカテゴリーや仕様によって異なります。
Beauty Creatorsでは、単に「何個から作れるか」だけでなく、次のような条件を比較しながら商品企画を進めます。
- 希望する商品カテゴリー ・処方のオリジナル性
- 初回の製造予算
- 容器やパッケージの仕様
- 販売予定価格 ・想定する販路
- 初回販売後の増産計画
自社製造ラインを含む韓国の工場ネットワークなどを活用し、小ロット条件、商品カテゴリー、デザイン性、コストのバランスを比較した提案を行っています。
①商品仕様が決まっていない段階から相談できる
「美容液を作りたいが、成分や容器は決まっていない」「予算内で何個作れるのか知りたい」という段階でも相談できます。
ターゲットや販売価格を整理し、必要な商品仕様を検討します。
作りたいものをそのまま形にするだけでなく、販売方法や原価を踏まえながら、実現可能な条件へ調整することが大切です。
②国内外の工場から条件に合う選択肢を探せる
工場によって、得意な商品、製造設備、MOQ、費用が異なります。
国内工場では難しいロットや仕様でも、韓国や中国などの海外工場を含めて探すことで、対応できる可能性があります。
一方、海外製造では、輸送、通関、日本語表示、品質確認なども必要です。
Beauty Creatorsでは、国内外の条件を比較しながら、商品の目的に合った製造方法を検討します。
③製造後の販売まで見据えてサポートできる
小ロットで商品を作っても、販売方法が決まっていなければ在庫が残る可能性があります。
Beauty Creatorsでは、商品開発だけでなく、マーケティングや販路についても相談できます。
初回は小ロットで市場の反応を確認し、販売実績に合わせて増産するなど、ブランドの成長段階を踏まえた進め方を検討します。
製造数量だけを決めるのではなく、商品企画、原価、販売方法、増産までを含めた伴走型のサポートを行っています。
「予算内で何個作れるか知りたい」「100個や500個から相談できる工場を探したい」という場合は、まずは希望する商品と予算を整理して見積もりを相談することが第一歩です。
まとめ
化粧品OEMのMOQとは、OEM会社や工場が設定する最低発注数量です。
化粧品OEMでは、条件によって100個程度から作れる場合がありますが、一般的な目安は次のとおりです。
- スキンケア化粧品は300~1,000個程度 ・洗顔料やクレンジングは500~1,000個程度
- リップは500~3,000個程度 ・メイク用品は1色あたり1,000~3,000個程度 ・ヘアケア商品は1,000個程度から
実際の数量は、中身の最低仕込み量、容器、印刷、化粧箱、製造設備などによって変わります。
また、小ロットは製造総額や在庫リスクを抑えやすい一方、1個あたりの単価は高くなる傾向があります。 初期費用を抑える主な方法は次のとおりです。
- 既存処方を活用する ・共通ボトルや既製容器を選ぶ ・容器への直接印刷を避けてシールにする
- 化粧箱を付けない仕様を検討する ・初回の商品数や色数を絞る ・販売後の増産を前提に計画する
Beauty Creatorsでは、国内外の工場ネットワークから、希望する商品、予算、ロット、パッケージに合った製造方法を提案しています。
具体的な商品仕様が決まっていない場合も、ターゲットや販売価格を整理する段階から相談していただけます。
化粧品OEMを小ロットで始めたい方は、希望する個数だけで判断せず、予算、原価、販売計画を含めて、まずは見積もりをご相談ください。
